毛穴の病気あれこれ | ニキビ痕を残さない

毛穴の病気あれこれ

「きちんとセルフケアしているのに、全然にきびがよくならない…」そんな発疹があったら、それはもしかしたらニキビではなく、別の病気かもしれません。

よく間違えられるのがおできで、額などの固い部分にできるものをめんちょうと呼ばれます。

よく「にきびの悪化したひどいもの」と勘違いされがちですが、にきびとは別のもので、膿んで大きく赤く腫れあがり、触ると痛いというのが特徴です。原因は今のところ、わかっていません。

にきびと同様、もちろん自分でつぶしてはいけません。1週間くらい経つと、自然に破裂して治まりますが、抗生物質を皮膚科などで処方してもらってもよいでしょう。

次は、毛孔性苔癬(もうこうせいたいせん)という二の腕やフェイスラインに小さなブツブツが密集してできるもので、俗にさめ肌や鳥肌とも呼ばれます。

このブツブツは、肌が乾燥しがちな秋から冬にかけてよく見られる症状で、毛穴にでき、角栓も見られますが、年齢を重ねると症状が軽くなる傾向があります。

汗管腫は汗の穴にできる小さな水泡のような腫瘍です。部位としては、よく目の周りにみられ、肌と同じ色か、やや褐色がかっています。無理につめなどでほじくって取ろうとしてはいけません。取り除くには、皮膚科での治療が求められます。

その他、<b>かみそり負けもありますが、これは髭剃りやうぶ毛を剃る際にカミソリでついてしまった皮膚の小さな傷から、肌にもともとあったブドウ球菌が入り込んで炎症を起こしたものです。かみそり負けは、見た目に悪いだけでなく、ヒリヒリ痛みます。カミソリを使う際にはジェルやフォームをつければ予防することができます。

以上、いくつかをご紹介しましたが、毛穴の病気、皮膚の病気にはセルフケアではどうにもならないものもありますので、気になったらまず皮膚科を受診することをオススメします。