紫外線のにきびへの影響
紫外線は、太陽がぎらぎらと照りつける真夏に限らず、毎日の生活の中で私たちの肌をじわじわと痛め続けることになります。
日焼けによるシミ、そばかすなどの色素沈着、そして皮膚がんの原因の一つにもなっているともいわれますが、ニキビについても例外ではありません。
ニキビというのは、毛穴が皮脂や古くなった角質によって塞がれ、そこに脂がたまってできますが、それには活性酸素が大きくかかわっています。
にきびはからだの中と外からの活性酸素によって発症し、悪化する、いわば活性酸素病だともいえます。
そして、紫外線でも活性酸素を生じるため、できたにきびが紫外線を受けることで炎症を起こし、赤にきびへと発展していまう可能性も高くなります。
また、にきびの炎症を起こしているアクネ菌(いわゆるにきび菌)は紫外線を感じると増殖し、ポルフィリンという毒素を産み出すため、さらににきびが悪化してしまうそうです。
南国で暮らす人々にはにきびの発症率が高い、という話もありますが、事実とすれば紫外線が大きく影響しているということでしょう。
そこで、にきびのできやすい肌には特にUVカット剤が必要となってきます。
ただ、UVカット剤には油分が含まれていて、それが毛穴を詰まらせてしまい、にきび対策としてはむしろ逆効果になってしまうこともありますから取扱いは注意深くしたいものです。
一般的にSPF値の高いUVカット剤は油分が多く含まれる傾向にありますので、SPF15〜20くらいか、オイルフリーのUVカット剤を選んで使用するとよいと思います。にきびの悪化も少なく抑えられることでしょう。